ゆびぬき公募展終りました

第1回加賀ゆびぬき公募展、5月8日で無事終了しました。

おかげさまで、入場者は累計10386人!予想を大幅に上回る反響で、第1回目は大盛況のうちに終えることができました。


ご来場いただいた皆様、ありがとうございます。

美術館に来てみてふらりと立ち寄ってみた人、この展示会を見るために金沢に来てくださった人、普段はお裁縫には縁のない人、いろいろな人が見てくださいました。


なかには作品がたくさんあって見きれない、と途中で休みながら見る人、何日かに分けてじっくり見る人もいました。


いただいた感想やご意見をエネルギーに、出品者一同、加賀ゆびぬきの世界がどんどん豊かになっていくように創作活動を続けて行きたいと思っています。

最後までお客様がたくさん見に来てくださって、終わりは少しもたもたしてしまいました。
駆け込みでいらしてくださったお客様には申し訳ありませんでした。


会場の様子を少しレポートしましょう。

出品者による共同制作を2種類作りました。広い会場に竹で組んだ「ゆびぬき灯籠」と、エコクラフトでゆびぬきを編みこんだ四角いパーツを市松模様につないだ「ゆびぬきの和」です。

いずれも、見ごたえのある作品になったのではないかと思います。

会場は、21世紀美術館の広いギャラリーを、壁を少なめに変則的に配置して、見通しよく作りました。

入り口を入ると広さと作品のボリュームを一度に感じられるようになっています。

壁には、個人の出品作品を額装して北から順に並べて展示しました。
カバー付きの展示ケースは、資料としてお借りしたアンティークのゆびぬきや、お裁縫道具など。

ゆびぬきも、地域が違えばだいぶ様子が違うのだということを見ていただきました。

北陸らしい演出として、花嫁のれんも展示しました。

また嫁入り支度の風呂敷やふくさ、子供の成長への祈りを込めた百徳なども紹介しました。

暮らしと手仕事、祈りが一緒になって、女性の生活を彩っていたのだと感じていただければ幸いです。